タイ出張報告
P農場
もともとランの生産者で、デンファレなどの切り花を輸出していた。
現在は、モンステラ、フィロデンドロン、ラフィドフォラなどサトイモ科の植物を主体に希少種を取集する一方、それらを増殖し販売する。その他 ホヤ、ディスキディア、チランドシアなども生産する。
Ficus lyrate variegated
フィカスレナータ
バリエガタ
8”(20cm)


斑入りカシワバゴム 何度かメリクロン増殖も試みられているが、まだ、営利的には供給されていないようだ。葉のエッジにクリーム色の斑が入りきれいだが、斑の部分は非常に日焼けに弱い。
Hoya heuschkeliana vareidated
ホヤ
ヘウスキエリアナ
バリエガタ
4”(10cm)

小葉で節の詰まり、柔らかくボリュームのできる品種 小鉢の生産に向く品種
Dischidia
ディスキディア

nunmularia Mini


ruscifolia Mlion hart variegata

nunmularia
bengalensis
Dischidiaは、ホヤなどと同じガガイモ科のつる性の植物だが、日本の生産環境では、なぜか量産に向かないことが多い
そのため、ある程度成長した3インチから4インチ(7.5㎝~10cm)ポットサイズでの輸入が多くなる。今回の農場では、すべて4インチポットでの輸入となる。
Tillandsia
xerographica
チランドシア
キセログラフィカ
30cm

相変わらず人気の高いキセログラフィカ、 本種はCITES(絶滅危惧保護)の対象品種です。
中米などから輸入するサイズに比べ、かなり大振りで、株の直径は30㎝が基準である。
最近、若干手ごろな価格になってきた。
Tillandsia
usneoides
チランドシア
ウスネオイデス

Philodendron Silver Metal Variegated=hastatum
Silver sword
variegata


銀葉に黄斑で、他にはないパステルない非常に目を引く色合いだが、まだ個体数が少なく、価格は高い。
将来的には注目品種である。
Monstera deliciosa
Thai Constellation
モンステラ d.
タイコンステレーション


タイコンステレーションは比較的細かな白い斑が葉全体にちりばめられる様に入るのが特徴
中国からのメリクロン苗が供給されるようになり久しいが、相変わらず人気は高い。4"(10cm)ポットまたは6”(15㎝)ポットで受注可能
Monstera deliciosa
albomarginata
モンステラ d.
アルボマルギナタ


タイコンステレーションに比べ、まとまって白く抜ける斑ノ入り方が特徴
葉焼けや、葉緑素不足による生育障害も起こしやすい。
また、TC苗の供給はないため個体数はタイコンステレーションに比べ圧倒的に少なく価格も高い
Rhaphidohola
ginny variegated
=tetrasperma variegata
ラフィドホラ
ジニー バリエガタ
=テラスペルマ バリエガタ


いわゆる「ヒメモンス」の名で流通するのがRhaphidohora tetraspermaである。最近はtetraspermaよりginnyのほうが通りが良いようだ。もともとの「ヒメモンス」はMonstera pertusaの和名で、いわゆるペッサムのことを指す。
やや脱線したが、本種も非常に人気が衰えない植物だが、きれいな個体は非常に少なくまだ価格は高い
Epipremnum pinatum Gold
エピプレムナム ピナツム ゴールド


一見するとポトス(Epipremnum aureum)と見間違えるが、本種はpinatum(ハブカズラ)のゴールドとなる。
幼葉は少し細長くしたポトスのように振舞うが、宿木に気根をしっかりと活着した時、葉は巨大化し割れてくる。
鉢物として生産する場合、気根を出し、充実した株に生育した時点でピンチで切戻せば、葉が割れてくる
Philodendron Yellow Flame
フィロデンドロン
ゴールドフレーム


P.Imperial Goldenの新葉が赤い模様交じりで吹く、赤い模様は時間とともに薄れるようだ。したがって、ある程度生育する環境に置かなければ、普通のインペリアルゴールデンと区別がつかないかも
今のところまだ個体数は多くなく比較的高価で取引されている
Hoya globulosan
ホヤ
グロブロサン

長楕円の葉に葉脈が浮かび上がり独特の模様をなす品種で、近年ヨーロッパなどでも人気があるようだ。
Monstera karsteniana variegated
モンステラ
カルテニアナ
バリエガタ


葉が割れたり、穴が開いたりしないタイプのモンステラ。
日本ではジェイド シャトルコックの名前で流通する種のバリエガータ。基本的に耐寒性、耐陰性に富み室内装飾に向く
増殖は挿し木によるが、日本では夏季以外の発根率はよくない
斑入り種もかなり個体数が増えてきており入手しやすくなっている
Philodendron Black billietiae
フィロデンドロン
ブラックビレッティア


P.atabapoensとP.billietiaeとの種間交雑種。
葉の縁が波状になるのが特徴。
P.billietiaeのような明るさのある葉色ではないが、逆にダークグリーンの表とレッドブラウンの裏が魅力的である。
Philodendron Strawberry shake
フィロデンドロン
ストロベリーシェイク

P.Red Princessの斑入り種と思われる、蔓の伸びやすい点やハート形に広がる葉、赤い葉柄などがそれを伺わせる。ストロベリーシェイクという馴染みやすいネーミングとピンクプリンセスのような古典品種の見直しからか、人気が高い。しかし、蔓が伸びやすい分増殖は容易そうだ
The Next Collection

Monstera d. “Devil Monster”
葉脈を残して、刷毛目状の斑が入る
現在1芽1万バーツ以上で取引されているらしい

Monstera deliciosa sp Cream Splash

Alocasia Black velvet Variegata

Alocasia Jacklyn variegated

Philodendron florida narrow Variegata
